星のカービィロボボプラネット

『星のカービィロボボプラネット』（Kirby: Planet Robobot）は、ハル研究所が開発し、任天堂より2016年 4月28日に発売されたニンテンドー3DS用のアクションゲームです。略称として「ロボボ」、「ロボプラ」、「RBP」などが用いられます。

概要

本作は、『星のカービィトリプルデラックス』から2年ぶりのシリーズ本編作品です。基本的なゲームシステムは前作を踏襲しつつ、今作の大きな特徴として「ロボボアーマー」が登場します。ロボボアーマーは、敵の能力をスキャンして変形する乗り込み型ロボットで、カービィの新たなアクションを可能にします。

また、物語の設定も特徴的です。ポップスターが宇宙企業「ハルトマンワークスカンパニー」によって機械化されてしまうというSF色の強い展開で、従来のシリーズ作品とは異なる雰囲気を醸し出しています。シューティングステージも導入され、ゲームプレイのバリエーションを豊かにしています。

カメラワークも進化し、一部のボス戦では『星のカービィ64』以来となる円形ステージが採用されています。さらに、下画面のMiiverseアイコンをタッチすることで、ホーム画面を経由せずにMiiverseへ直接アクセスできる機能も搭載されています。

開発初期には『星のカービィ HAGANE』というタイトル案がありましたが、最終的には「カービィらしさ」を重視した結果、『星のカービィロボボプラネット』に決定しました。世界観も一新され、過去作との差別化が図られています。

ストーリー

ポップスターに突如出現したハルトマンワークスカンパニーの巨大宇宙船は、星の機械化を始めます。デデデ大王の城は破壊され、メタナイト率いる戦艦ハルバードも撃墜されてしまいます。平和な日々を過ごしていたカービィは、この異変に気づき、ポップスターを取り戻すために立ち上がります。

登場キャラクター

カービィ
本作の主人公。ポップスターを機械化から救うため旅立ちます。
デデデ大王
プププランドの大王。ハルトマンワークスカンパニーに城を破壊され、細胞を採取されてしまいます。
メタナイト
カービィのライバルで凄腕の剣士。ハルバードで応戦するも撃墜され、洗脳・改造されてメタナイトボーグとしてカービィの前に立ちはだかります。
バンダナワドルディ
頭にバンダナを巻いたワドルディ。回復アイテムを渡したり、すれちがい通信でカービィにステッカーを渡すなど、サポート役として登場します。
ロボボアーマー
ハルトマンワークスカンパニーの乗り込み型マシン「インベードアーマー」が、カービィの力によって変化した姿。敵の能力をスキャンして様々な形態に変形できます。
秘書スージー
ハルトマンワークスカンパニーの社長秘書。本名はスザンナ・ファミリア・ハルトマン。カラオケやピアノ演奏を趣味としており、アイスクリームが好物。終盤ではカービィに協力します。
プレジデント・ハルトマン
ハルトマンワークスカンパニーの社長。娘を亡くした過去を持ち、再会を願うあまり手段を選ばない冷酷な性格になります。星の夢と接続したことで記憶と心を失ってしまいます。

雑魚キャラクター

過去作に登場した敵が機械化されたものや、今作で新たに登場したキャラクターが多数存在します。

過去作からの登場キャラクター
ワドルディ、ブロントバート、ブリッパー、グランクなど多数。

新たに登場するキャラクター
ウォーカーワドルディ、バーワドルディ、プロペラワドルディ、チップルスなど。

中ボス

各レベルのEXステージや「メタナイトでゴーリターンズ」に登場する中ボスは、過去作のキャラクターが機械化されたり、強化された姿で登場します。

インベードアーマー、キングスドゥ、ザンキブル、テレパトリス、ポイズンボロスなど。

ロボボアーマー専用中ボス
鉄巨兵ギガヴォルト、ンギュア基地、コア・カブーラー。

ボスキャラクター

各ボスはICキューブを集めることで戦えるようになり、一部は「メタナイトでゴーリターンズ」や「真かちぬきボスバトル」で強化版と戦うことができます。

ウィスピーボーグ、ホログラフ防衛システムズ（ホロ・クラッコ、ホロ・ローパーズ、ホロ・アイスドラゴン、ホロ・ガラーガ）、秘書スージー、メタナイトボーグ、クローンデデデ、メタナイトボーグ改、プレジデント・ハルトマン、星の夢。

隠しボス
星の夢.Soul OS

「メタナイトでゴーリターンズ」のボス
クローン剣士ダークマター、クローンセクトニア、ギャラクティックナイトリターンズ

コピー能力

新しいコピー能力に加え、『鏡の大迷宮』の「スマブラ」や『夢の泉の物語』の「U.F.O」など、過去作のコピー能力も復活しています。

冒険の舞台

ポップスターを舞台に、各エリアを攻略していきます。各エリア名はコンピューター用語を元にしており、頭文字を繋げると「PROGRAM」になります。各ステージにはICキューブが隠されており、集めることでボスステージへの道が開かれます。

ステッカー

ステージには様々なカービィの歴史が詰まったステッカーが隠されており、集めることでコレクションできます。ステッカーは全部で200種類あります。

サブゲーム

カービィの3Dチャレンジ
箱庭型のステージで敵を倒してスコアを稼ぐミニゲーム。後に『カービィのすいこみ大作戦』として単独で配信されました。
みんなで!カービィハンターズ
複数のカービィで協力してボスと戦うマルチプレイ対応のミニゲーム。後に『みんなで!カービィハンターズZ』として単独で配信されました。

ジョブ

『みんなで!カービィハンターズ』では、本編のコピー能力をベースにした4つの「ジョブ」を選択し、それぞれを強化しながらクエストを進めます。

戦うボス

鋼の兵士ギガントエッジ、氷の獣ミスター・フロスティ、古の大樹ウィスピーウッズなど。

メタナイトでゴーリターンズ

ストーリーモードクリア後に遊べるモードで、メタナイトを操作してステージを攻略します。専用の技や能力を駆使して戦います。

かちぬきボスバトル

ストーリーモードのボスと連続で戦うモード。

真かちぬきボスバトル

「メタナイトでゴーリターンズ」と「かちぬきボスバトル」をクリア後に遊べる、高難易度モード。最後のボスとして星の夢.Soul OSが登場します。

ゴールゲーム

ステージクリア後に行える、大砲でカービィを飛ばしてポイントを稼ぐミニゲーム。

amiiboとの連動

amiiboを読み込ませることで、カービィがコピー能力を得たり、特別なデザインのコピーに変化させることができます。

派生タイトル

本作のサブゲームをパワーアップさせた単独タイトルが配信されています。

カービィのすいこみ大作戦

『カービィの3Dチャレンジ』をパワーアップさせた作品。「初代3Dカービィ」をコンセプトに、初代『星のカービィ』へのオマージュが込められています。

みんなで!カービィハンターズZ

『みんなで!カービィハンターズ』をパワーアップさせた作品で、基本プレイ無料の課金要素ありのタイトルです。

スーパーカービィハンターズ

『ハンターズZ』の続編としてNintendo Switch向けに配信された作品。オンラインマルチプレイに対応しています。

出典

公式サイト

外部リンク

星のカービィロボボプラネット公式サイト
みんなで！カービィハンターズZ 公式サイト
 カービィのすいこみ大作戦公式サイト
* スーパーカービィハンターズ公式サイト

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